楽器紹介

楽器紹介



マンドリン (Mandolino)

イタリア発祥の弦楽器で、トレモロ(持続音を模した奏法)とピッキング(音符の頭にだけ音を出す奏法)で演奏します。 4種類の音の弦が2本ずつで、全部で8本の弦をピックではじいて演奏します。 小さく美しい高音の出る楽器で、幅広いジャンルの曲を演奏できます。

役割

マンドリンクラブと銘打つだけあって、演奏の中の中心的な役割を担います。 1stマンドリンと2ndマンドリンの2つのパートに分かれ、1stはメロディー。2ndはその 補助的な役目をします。ただしこれは絶対ではなく、2ndがメロディーを担当する部分もあります。 1stのメロディーに対して、2ndがやや地味な役割が多いですが、この2つのパートが合わさって 初めて美しいメロディーが演奏できるので、その重要度に上下はありません。



マンドラ (Mandola)

正式にはマンドラテノールといいます。マンドリンを少し大きくした楽器で、マンドリンよりも1オクターブ低い音色です。

役割

ドラはメロディーから伴奏まで幅広くこなし、オーケストラに調和間を出します。 曲によって役割が変わってきますが、基本的に“おいしい”部分が多いです。ある意味、影の主役と言ってもいいかもしれません。



マンドロンチェロ(Mandoloncello)

マンドラを少し大きくした楽器で、マンドリンと比較すると、倍くらいの大きさがあります。音程もさらに低くなります。

役割

セロは基本的にその渋い低音を生かし、伴奏を担当します。また、打楽器のようにリズムを刻んで、 演奏のテンポを調整する役割を果たすときもあります。時折出てくるメロディーは、マンドリンを上回るほど格好良いです。



クラシックギター(Chitarra)

皆さんにお馴染みのギターです。ギターにはいろいろ種類がありますが、マンドリン合奏で使用されるギターは一般に クラシックギターと呼ばれているナイロン弦のギターです。通常は、弦を指先ではじいて演奏します。

役割

マンドリン合奏では主に和音など伴奏を受け持つことが多く、合奏を支えます。 こちらも時折ソロなど、一番目立つメロディーを奏でることもあります。



コントラバス(Contrabasso)

オーケストラやジャズなどでも活躍している楽器です。一番大きく、人の身長ほどの高さがあります。弓で弦を弾く奏法と、 指先ではじく奏法を使い分けて演奏します。

役割

マンドリンオーケストラの最低音を担当し、セロやギターと共に伴奏を受け持ちます。とても重厚な響きを持つ楽器なので コントラバスの有ると無いのとでは、オーケストラ全体の厚みが大きく違ってきます。「縁の下の力持ち」という言葉が良く似合う楽器です。



指揮者(コンダクター)

指揮者です。指揮を専門とするパートはなく、他の楽器との掛け持ちとなります。

役割

指揮者は、その名の通りオーケストラ全体を統括する役割です。演奏のテンポ、音の強弱、音を出すタイミングの 指示など、演奏の出来を決める存在と言っても過言ではありません。また、本番だけでなく、練習中においても曲の弾き方などを 指示したり決めたりします。